磨き研磨って必要?

磨き研磨って必要?

木札作りに磨き研磨って必要ですか?

はい。絶対必要ですね。
木材って、角があると、そこから繊維に沿って「割け」が生じます。人の指の爪と皮膚の境い目から、皮が逆めくれすることってありますよね。あれと同じで、毛羽立っている部分が何かにひっかかると、繊維に沿ってめくれ上がってしまうのです。だから木札のどこにも「角」がないように、徹底的に丸めてつるつるに仕上げる必要があります。

磨いていない感じの木札を売っているお店もあるけど?

他店のことはわかりません。木札専門店ではなく、レーザー加工がメインで色んな商品を売っているお店だと、木札だけを極めているわけではないでしょうから、磨き研磨の必要性をわかっていないということもあるでしょう。あるいはその手間をかけたくない店もあるかもしれません。お客様がその「違い」をわかっていないようなら、その工程を省く代わりに安く売れば、そのほうが売り上げは上がるでしょうしね。

磨き研磨ではなく鉋(カンナ)で面取りするのは?

鉋(カンナ)がけした木材は、木肌が美しくて魅力的ですね。職人技でカンナがけしたものであれば、その面は相当に綺麗に研磨されていますから、その面に限っては磨き研磨の必要性はないと思います。ただ。ただ、ですね。木札の全面をカンナがけって出来ますか?直方体の「面」は6面です。でも、面と面の間の「辺」、つまり「角」をどうしますか?おでんに入れる大根のように、角を綺麗に面取りすれば・・・。確かに「90度の角」はなくなります。でも、「135度の角」が新たに出来ます。90度が135度になっても角は角です。90度の角よりは135度の角のほうがササクレは出にくいです。でも、角は角・・・。やっぱり角を綺麗に丸めて研磨してあげるほうが耐久性は増します。

札工房の磨き研磨処理

 

これが札工房の磨き研磨を行った木札です。
磨き研磨

 

全ての角が丸められ、引っかかって破損するリスクが最小限に抑えられています。

 

もちろんレーザー彫刻面の文字の角に至るまで全て丁寧に研磨して角という角を丸めてあります。

 

また、個人的な好みでもありますが、全体的には直線基調でありながら、角のみ丸みを帯びたフォルムに美しさを感じます。